なぜ吉祥寺は大学の傍に美味しいパティスリーがあるのか?

昨年,場所を少しだけ移転した
Pâtisserie A.K Lab
吉祥寺の成蹊大学のすぐそばにあります.

駅から15分くらい歩かないといけないのですが,
そのぶん,落ち着いた雰囲気の漂うお店です.

エーケーラボは他のお店では見られない珍しいフランス地方菓子が用意されていることで有名ですね.

だけど今回購入したのはオーソドックスに・・・

・ミルフィーユ

クリームがたっぷりサンドされたミルフィーユ.
3層のフイユタージュと2層のクレームパティシエールの計5層.
一番上はアイシングがさせています.

フイユタージュはエーグルドゥーズとかピエールエルメのような,
食べ応えのあるタイプではないですが,
口に入れると広がる香ばしさから,よく焼かれていることが分かります

・レモンとライムのタルト

焼き色のついたクリームが美味しそうな,
エーケーラボのなかでも一番目立つスイーツ.

見た目ももちろんですが味も凄い.
甘味と酸味の全面戦争が味わえる非常に美味しいタルトです.

クリームはイタリアンメレンゲで非常に甘くねっとりとした食感.
クリームだけ食べるのはちょっときついですね 笑

しかしそんなその甘いメレンゲを吹き飛ばす,注目すべきところは
レモンとライムのアパレイユ!

ライムの仄かな香りと強烈な酸味が絶品.
舌を指す刺激と広がる風味,タルトシトロンにふさわしい目の覚めるような味です.

これは中毒性のある刺激です.

・ムラングシャンティ

ムラング・・・メレンゲのこと
シャンティ・・・ホイップクリームのこと

クレームシャンティをサクサクのメレンゲがサンドしたスイーツ.
ご想像のとおり甘いです.そしてクリーミー.

ところで,このメレンゲ部分は
外側と内側の2層になっているように見えるのは気のせいかな?
というのも,外側がサクサクなのはもちろんのことですが,
内側がクリームの水分を吸ってもっちりとした食感に変化している.

普通は水分を吸ってしまうのは良くないことなのですが,
このスイーツについては食感のバリエーションが増え,
これもありかなと思ってしまいました.

計算でやっているのなら凄いの一言です.

つくばエクスプレス沿線の有名店

つくばエクスプレス線流山おおたかの森駅から徒歩5分くらいの所にあるパティスリー
レタンプリュス(Les Temps Plus)
英語に直せばMore Time.日本語ではどんな意味で表現すればいいのでしょうね?

TX沿線では珍しく,雑誌やTVなどにもたびたび紹介される有名店.最近だと
 ・Cafe&Sweets
 ・東京最高のパティスリー(ぴあ株式会社,2015)
とかですね.

店内は規模に対して生菓子も焼菓子も種類が豊富!
4席ほどイートインスペースがあったので遠方からの来訪でもなんとかなりそうです.
(テイクアウトしてもそこらに空き地はいっぱいありますが・・・)

☆アブソリュー
お店の説明を見ると「トンカ豆を使ったブリュレとライム風味のムースショコラを使ったケーキ」とあった.

?トンカ豆?

聞き慣れない素材.
調べてみたら主にベネズエラで生産されている豆で,バニラや桜の葉などの香り成分を持つ豆なんだそうです.
確かに茶色いムース部分だけを取って口に含み,香りを鼻にくぐらすと
どこか桜の塩漬けの香りがするような・・・?

ケーキの構造は,外側のキャラメルムースと中心のライム.
甘さの強弱はあるものの,どのパーツもすべて甘い!
また重たい食感がさらに甘味を増幅させている.
甘いものを食べ慣れていないと,半分でお腹いっぱいになりそう.
甘党には溜まらない感じですね.
キャラメルだけではない不思議な風味が駆け巡る不思議なケーキです.

☆ピスターシュグリオット

美味しそうな緑色のムースケーキ.

外側がピスタチオのムース.
中心はチェリーのムース,さらにドライチェリーが入ってます.
タイトルにあるグリオットとはフランス語でサクランボの意味です.
製菓でグリオットという場合はシロップやリキュールで浸けたサクランボを指すことが多いですね.

さて,味の方は・・・
サクランボの酸味がけっこう強め.
ピスタチオムースの甘さとコクをチェリーの酸味が抑える抑制効果が大きく,
ピスタチオ好きの人にとってはちょっと物足りないかもしれない.

逆にいえば,もったりとした味が苦手な人でも食べられそう.
さらにムースのエアリーさもピスタチオの風味をスッと溶かしていくので爽やかです.

もちろん,ピスタチオムースの部分だけ食べればピスタチオの風味を楽しめました.

☆カカウェット
最後は千葉県産の落花生を使用しているという千葉県らしい(?)ケーキ.
食べる前からピーナッツの香ばしい香りが漂ってきます.
その香りだけで食べた気分に浸れます.

スポンジとキャラメルクリームが交互に層をなし,
表面とクリームにピーナッツダイスが入った構造.
キャラメルの塩気と苦味,ピーナッツの苦味が利いていて,甘いんだけど甘さを残さないどこか素朴な味.
フランス菓子というより,とても日本的なケーキでした.

マシュマロはスイーツ界の天下を取れるか?

2015年の上半期
スイーツ界の流行はハイブリッドスイーツにあると言われています.

ハイブリットスイーツとは既存の2つのスイーツを組み合わせたもの.
例えばクロナッツはクロワッサンとドーナツを組み合わせています.
他にもクロワッサンとたい焼き,ティラミスとパンケーキ,ベーグルとフレンチトースト,タルトとブラウニーなど.
ビスキーと呼ばれる,ビスケットとケーキとクッキーの3種を組み合わせたものもあるようです.

ハイブリッドスイーツの多くがアメリカで誕生し,
その中でも特に「DOMINIQUE ANSEL BAKERY」(クロナッツを成功させたところです)が精力的ですね.

さて,DOMINIQUE ANSEL BAKERY が次はこれだ!と言っているのが
マシュマロとチョコチップとバニラジェラートを組み合わせた清食感スイーツ

フローズン・スモア

です.

そして,このフローズン・スモアを食べられるお店が2015年3月に登場しました.

それは渋谷にある宇田川カフェです.
宇田川カフェ系列なら他に同じく渋谷の桜丘カフェや下北沢のpropagandaでも食べられます.

今回は桜丘カフェに行って注文してみました.
事前に調べずに行ったのでフローズン・スモアがどんな形状なのか良く分かっておらず,
マカロンくらいのものなのかな~と思ってたら!

予想以上にでかい!見た目はケーキですね.
周りがマシュマロで表面がうっすら焼かれています.

マシュマロ特有のもっちりとした弾力を裂いて断面を見てみると・・・

やっぱりケーキみたい.
真ん中のちょっと黄色みがかったところがアイスです.
マシュマロの弾力がナイフに反発し,ちょっと切りにくい・・・

気になる味の方はというと
マシュマロの甘さ・・・8
チョコチップの甘さ・・・1.5
アイスの冷たさ・・・0.5

といった感じで、圧倒的なマシュマロ感.マシュマロの甘さで完全にアイスが消えてますな.

アイスをイタリアンメレンゲで包みブランデーで周りを焼いた,銀座スカイラウンジの焼きアイスと方向性が似ている.
しかし,焼きアイスはアイスがメインだったが,こちらはマシュマロのインパクトが強い.

食感は新しいけど,話題性を越えて人気が出るほど美味しいかは微妙かな.
日本人によるより精細なアレンジが必要かもしれません.

春風のように

スフレ(soufflé)はフランス語で「吹く」という意味.

京都・平安神宮のとなりに佇むスフレ専門店

六盛茶庭

六盛は京料理の老舗として知られていますね.
お店の入り口は和風が靡いています.

お店に入ると店員さんたちの「おこしやす~」が Book-off 山彦のように聞こえてきます.
「京都っぽい」とは何か?よく分からないけどなんか京都っぽい

スフレは焼き上がりに時間が掛かるので注文から20分くらい掛かりますよ~と言われたのですが,
そこまでは待たなかったかな.思ったより早く持ってきて貰えました.

この ス フ レ!

この高さ!
こんなキノコがあったような,なかったような.

チョコとかチーズとか季節のいちごスフレとか,気になるスフレがいっぱいあったのですが
今回はオーソドックスなバニラのスフレを注文しました.

スフレの隣にあるカップにはカスタードとバニラクリームのソースが入っており,
これをカップの中でかき混ぜ,スフレの真ん中に穴を開けてソースを注ぎます.

するとバニラの甘い香りがフワッと立ち昇ってきます.
ソースと合わせるとバニラの香りとサッと溶ける口どけになり,
これぞスフレ!と気持ちも軽く緩んでしまいます.

・・・その前に,
スフレはそれだけでも卵の風味とほんのりとした甘さが美味しい.
素材の味を感じるためにも,ソース無しでちょっと食べてみるのもおすすめです.
ソースの存在を忘れて食べてしまいそう・・・

新柴又のお菓子のお城


北総線新柴又駅に降りてすぐ見えるひときわ目立つお菓子のお城,
それがビスキュイです.

帝国ホテルで修業を積んだ駒泉純一郎シェフは1996年に独立しビスキュイをオープン.
その後,移転や改築を重ね,今のような大きなお城になりました.

そして,現在もまた改装しているそう.
バームクーヘン工房を新設し10月に3階建ての建物になってリニューアルオープンするそうです.

年商○億円とも噂される超繁盛店.
自分用に,贈答用に,開店とともにお客さんが買いに来ています.
車で来店し,一度に数万円分買い付けることも・・・.

僕らが行った時も大きな紙袋を4つ車に運んでいたお客さんがいました.

誕生日を祝うかわいいチョークアート.
こういった細かな気配りも人気店になる秘訣かな.

併設のカフェでは季節のごとに変わる自家製スイーツを食べることもできます.
今回のデセールは桃のケーキ.

桃の甘さを中心に組み立てられたサッパリとした味.
クリームが桃を押しのけて出てくることのない,絶妙なバランスが非常に美味.
また,まわりのベリーソースの酸味もこれまためちゃくちゃ美味しい.

お皿を飾っているだけじゃない,これだけでもずっと舐めていたいくらい舌を幸せにしてくれました.
ほんとに美味しい!!

毎季節通いたくなるお店です.